「今のサーバーが遅い」「料金の安い会社に乗り換えたい」——サーバー移転・サーバー変更を 考えていても、作業が難しそうで踏み出せない人は多いのではないでしょうか。ここでは サーバー移転の基本的な流れと、つまずきやすいポイントを整理します。
こんな理由でサーバー移転・サーバー変更を検討する人が多い
- 今のサーバーが重い・表示が遅い(アクセスが増えてスペック不足になった)
- 契約期間満了後の更新料金が想定より高い(更新後の料金の落とし穴も参考にどうぞ)
- ディスク容量や転送量が足りなくなってきた
- VPS・クラウドなど、より自由度の高い環境に移りたい
いずれの理由でも、サーバー移転そのものは珍しい作業ではなく、正しい手順を踏めば 表示が止まる時間もほとんどなく完了できます。
移転の基本的な流れ
- 移転先のサーバーを契約する(今のサーバーを解約する前に契約するのが鉄則)
- 移転先にWordPress(サイトのデータ)を移す
- 多くのレンタルサーバーには、他社からの移転を助ける「移行ツール」や「移転サポート」が用意されています
- 手動で行う場合は、サイトのファイル一式とデータベースをエクスポートし、移転先にインポートします
- 移転先で正しく表示されるかテストする(独自ドメインを切り替える前に確認できる方法が用意されている場合が多い)
- ドメインのDNS設定を移転先サーバーに向ける
- 表示が安定していることを確認してから、元のサーバーを解約する
移転前チェックリスト
作業に入る前に、以下を確認しておくとサーバー移転・サーバー変更をスムーズに進められます。
- [ ] 移転先サーバーの契約が完了し、管理画面にログインできる状態か
- [ ] メールアドレスをそのサーバーのメール機能で使っている場合、メールデータの移転先は決まっているか
- [ ] 独自ドメインの無料特典が「移管」を条件にしている場合、特典の扱いをどうするか
- [ ] 今のサーバーの契約更新日はいつか(更新料金が発生する前に移転を終える計画になっているか)
- [ ] サイト内にサーバー固有の設定(SSL証明書、リダイレクト設定など)が無いか
注意しておきたいポイント
- DNSの反映には数時間〜最大72時間程度かかることがあるため、移転作業は余裕を持ったスケジュールで行う
- 反映が完了するまでは、新旧どちらのサーバーからもサイトが見える状態になることがある(仕様として問題はありません)
- メールアドレスをそのサーバーのメール機能で使っている場合、メールの移転も忘れずに行う
- 独自ドメインの無料特典が「移管」を条件にしている場合があるため、特典の扱いを事前に確認する
- 旧サーバーを解約するタイミングが早すぎると、DNS反映中にサイトが表示されなくなるリスクがあるため、 必ず新環境での表示確認後に解約する
よくあるサーバー移転の失敗例
- 旧サーバーを先に解約してしまう: 移転先の動作確認が終わる前に解約すると、DNS反映中に サイトが表示できない時間が発生します。順番を必ず守りましょう。
- メールの移転を忘れる: サイトのデータ移転にばかり気を取られ、独自ドメインのメールアドレスの 移転・再設定を忘れるケースがよくあります。
- DNSのTTL(有効期間)を移転直前まで下げていない: TTLが長いままだと切り替え反映に時間が かかるため、移転の数日前からTTLを短く設定しておくと反映がスムーズです。
- 旧サーバーの自動更新を止め忘れる: 移転が完了したのに旧サーバーの契約が自動更新され、 無駄な費用が発生してしまうケースもあります。
移転サポートがあると安心
WordPressの移転作業に不慣れな場合は、サポート窓口が充実している、または移行代行サービスを 提供しているサーバー会社を選ぶと安心です。移転経験がない方は、まず比較表で サポート体制の欄も確認してみてください。
乗り換えは決して珍しいことではなく、多くのサイト運営者が経験しています。 上記のチェックリストと注意点を押さえておけば、サーバー移転・サーバー変更も 落ち着いて進められるはずです。
サーバー選びそのものから見直したい方はレンタルサーバーの選び方、 共用サーバーとVPSどちらを選ぶか迷っている方は共用サーバーとVPSの違いも あわせてご覧ください。